大手ハウスメーカーS社の塗り替えの工事は、まだ業者として登録ができず、結果として既存の登録業者を中間にいれた3~4次下の玄孫請けの仕事です。これがひじょうにやりづらい。
「頼んできたのはそっちやろ」
「工期がない現場や。うちも忙しくて回れんし。協力してくれや」
「明日はいらん、○○もくるし。あとW邸の工事はこれで切らせてもらうわ・・・続きはうちでするし」
こちらの段取りはあってないようなもの。自分たちの都合のいいように、言葉は悪いですが、こき使われます。いくら「御社は実績がないから、うちの下請けさんのところで経験を積んで下さい。頑張ってくれれば、近い将来にはね」(元請の担当課長)とはいっても・・・
うちだって、わずかとはいえ、自分のお客さんの仕事があります!それを無理して断ってきているんだから。・・・やっぱりこんなこと続けられん!
H建設の現場事務所から電話あり。おっと!見積りを提出してある現場だ。H建設はいま重点営業中の会社さんです。
「三平さん。申し訳ないけど、この現場ちょっとからみがあって・・・いままでの下請協力業者会の塗装屋さん使わないといけなくなって・・・値段的にはよかったんだけど。ごめん、また声かけるし」
あぁ。既存の壁は厚くて高い。
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